年会頭 若林俊彦
さて、この度、第21回日本Cell Death学会年会頭に推挙され、来る平成24年7月27日(金)〜7月28日(土)に名古屋市(名古屋大学医学部附属病院中央診療棟3階講堂)にて開催の運びとなりました。身に余る光栄と存じておりますと共に、本会を成功させるべくその責務の重大さに身の引き締まる思いであります。
本会は、その起源を1992年に東京を中心として発足した「アポトーシス研究会」と、1997年に名古屋を中心として発足した「東海アポトーシス研究会」に端を発します。「第11回アポトーシス研究会」及び「第6回東海アポトーシス研究会」の学術集会開催後、2003年に両会が合併して「日本アポトーシス研究会」となり、東京理科大学薬学部の田沼靖一先生を会長として計7回の学術集会を催してまいりました。その後、名称を「日本Cell Death学会」と変更して立ち上げ、「第19回日本Cell Death学会」が、一昨年、名古屋大学医学部附属病院先端医療・臨床研究支援センター長(血液内科教授)の直江知樹先生を年会頭として盛大に開催されました。その僅か2年後に、再び名古屋大学のメンバーに本会の開催を任されましたことは、誠に名誉なことであります。第21回学会は年会頭に若林俊彦(名古屋大学大学院医学系研究科脳神経外科学教授)、
副年会頭に早川あけみ先生(山口東京理科大学工学部准教授)の双頭とし、メインタイトルは『細胞死研究から新たな医療への挑戦』、サブタイトルを、『最先端基礎研究から近未来医療への展望を探る』として、細胞死の基礎研究がどのように臨床研究へと発展し、近未来医療を切開くかを焦点とし、地元名古屋のメンバーを中心に、臨床系及び基礎系の新進気鋭の実行委員を選出し、プログラムを構成してみました。前々回及び前回同様、再び全国各地から細胞死研究の権威が集結し、現在の研究内容を直接、膝を交えて討論して検証し、今後の展望を検討することは、大変意義深いものと思われます。
つきましては、本会の趣旨にご理解を戴き、会員の皆様による本会への積極的御参加を賜りますようお願い申し上げる次第であります。どうかよろしくお願い申し上げます。
第21回日本Cell Death学会
年会頭 若林 俊彦
名古屋大学大学院医学系研究科脳神経外科学教授
副年会頭 早川 あけみ
山口東京理科大学工学部准教授