当番世話人挨拶
第22回日本乳癌学会中部地方会
当番世話人 喜島 祐子
藤田医科大学医学部 乳腺外科学講座
この度、第22回日本乳癌学会中部地方会の当番世話人にご指名いただきました藤田医科大学乳腺外科の喜島でございます。会期は、2025年9月20日(土)・9月21日(日)で、会場は、グローバルゲート内の名古屋コンベンションホールで開催いたします。本会場は名古屋駅からあおなみ線で1駅目の「ささしまライブ駅」と直結しており、近代的な洗練された雰囲気の場所です。名古屋駅からも程近く、テレビ局や大学、ホテルなども集まる新しいエリアとなっております。
本会のテーマは「明日の乳癌実臨床(Real world)のために」といたしました。
乳癌の診断、手術、薬物療法については随時新しい情報が提供され、推奨される検査・薬物療法は更新され続けています。これにともない、乳腺外来の現場では多くの乳癌患者への対応をしながら、新たに保険適用あるいはエビデンスが示された検査・治療について説明しなければならない機会が多くなりました。限られた時間の中で、乳腺外科医が理解し、実施しなければならないことが確実に増えていると感じます。そこで今回の中部地方会では、私たちが入手した新しい知見を実臨床の現場でどのように生かしていくか、を考えていただくために、本テーマにいたしました。
学会では、公募による一般演題の他に、消化器・泌尿器・婦人科では保険適用のもと全国的に実施されるようになったロボット支援下手術に関する企画も予定しています。また、医師以外の看護師・薬剤師・検査技師さんなどのメディカルスタッフの方々が部門・職種を越えた学びの場になるような企画も考えています。
明日の乳癌実臨床の糧になるような会にできますようにスタッフ一同、鋭意準備を進めてまいります。残暑のきびしい時期の開催とはなりますが、是非、明日の乳癌実診療について学び、そして熱く語り合う機会になることを期待しております。多くの皆様のご参加をお待ちしておりますので、よろしくお願い申し上げます。